【第2部】保育園の先生方とすすめてきた眠りの調査や実践について


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❶幼稚園児と保育園児の眠りの比較について

 幼児の眠りの研究を行うようになったきっかけですが、これまで私は、睡眠に関する研究をいろいろ行ってきたのですが、その中の一つとして、赤ちゃんの眠りのリズムがどのように発達するのかについて研究をしていました。そこで、次は幼児の眠りの研究をするのが自然かなと思っていたこともあり、当時は教育学部の教員だったので、なんとなく使命感のようなものもあったのかもしれません。

 

 



❷あすなろ保育園の星先生との出会い

 もう、ずいぶん昔のことになってしまいましたが、2005年の6月末から7月初めにかけて、栃木県宇都宮市の栃木県立総合文化センターで、第30回の日本睡眠学会が開かれました。幼児の眠りの研究は、学会で発表したり、学術論文として出版したりしてはいたのですが、これまでの私が行ってきた睡眠に関する研究の中でも、この幼児の眠りの研究結果は、科学的な事実として研究者が知っていれば良いということではなく、一般の方に広く知っていただく必要があると考え始めていました。

 

 



❸こじか保育園の佐々木先生との出会い

 こじか保育園の佐々木洋子園長先生からこじか保育園でも保護者の皆様のまえで、幼児のお昼寝の話をするように依頼をうけ、こじか保育園にでかけました。佐々木洋子先生は、とても物腰の柔らかな先生で、マザーテレサの施設を訪問されたことがあるとのことですが、とても慈愛にみちたまなざしをお持ちの先生です。

 

 



❹まゆみ学園の古渡先生との出会い

 私が新聞やテレビなど、メディアを通じて幼児のお昼寝についての研究結果をお話していることが、二本松市のまゆみ学園の園長先生である古渡一秀先生の目にとまり、講演するように依頼をうけました。また、こうして新しい出会いがありました。

 

 



❺今回のプロジェクトの成果について

 このように、今回のプロジェクトは、不思議な人との出会いの御蔭で始めることができました。実は、このプロジェクトそのものも、NHKのニュースで私どもの研究を取り上げてくださったことがきっかけとなり、「早寝早起き朝ごはん国民運動プロジェクト」の一環として取り組むことが出来るようになったものです。